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想い

イナセ

石の器

この一会に、一石を。

岡崎から鞍馬へ、根府川へ、大島へ。

“石”という自然物が
人の手にふれる機会を失いつつある中、
たとえ僅かでもその石を求めてくれる人がいる限り、
私は西へ東へと駆け馳せ、山へ登ります。

石屋でさえ気づかなかった石の“価値”に
光をあててくれたのは、
ゆたかな感性で石のもつ重厚さや繊細さを汲み取り、
独自の世界をつくり上げていく
料理人たちでした。

彼らと対話し、何とかそのイメージをかたちにしようと
石のハンティングをはじめ、
熟練の職人とともに試行錯誤を重ねて、
“石の器”が生まれました。

石の美しさと石屋の技術が
一流の仕事人と出会うことで、
双方にインスピレーションが生まれ、
一皿の感動がさらに際立っていく。

その体験は、私に石のもつ可能性を信じる勇気を与えてくれ、
「石の価値をすべての人に届ける」という
一期を捧げるに値する仕事を授けてくれました。

創業者、稲垣清市の代から100年つづく魂を
INASEという名前に込めて、
石にふれる、一人ひとりの心に、一石を投じていきます。

稲垣石材店

稲垣 遼太

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ご依頼について

「石の器」は、お客様よりご依頼をいただいてから、一点ごとに、一から器をつくり上げます。お客様との対話から得られる反応や発見を大切にし、その最適解となり得る素材を求めて石をハンティングし、職人の繊細な手仕事によってイメージをかたちにしていきます。

1お問い合わせ

メールやInstagramでのお問い合わせを中心に、国内外からご依頼を承っております。ご予約いただいた後、石材店にご来店いただくことも可能です。

● お問い合わせフォーム フォームはこちら
● Instagram DM @inase_okazaki
● お電話でのお問い合わせ
080-2650-7495
(INASE担当 稲垣遼太)
                   

2対話

私たちは「対話」を通してお客様の想いや価値観を汲み取るとともに、実際に一つひとつの石を手に取ってご覧いただき、石そのものの魅力や石のある空間を五感で感じていただきたいと考えています。そのための拠点として、曾祖父の代からつづく石材店の一部を改装し、ギャラリースペース「石室 寿山」を開設いたしました。ぜひ一度、足をお運びいただき、石のもつ価値や可能性をご体感いただければ幸いです。 お客様のもとへサンプルを持参する出張打ち合わせも承っております。また、遠方や海外のお客様の場合、オンラインによるお打ち合わせやメッセージでの連絡など、柔軟な対応を心がけております。

住所 〒444-0936 愛知県岡崎市上佐々木町中切8-5 (石の都・岡崎石工団地)
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電話
080-2650-7495
(INASE担当 稲垣遼太)
営業 完全予約制
駐車場あり

3サンプル作成

本制作に入る前に、サンプルを作成して石の質感や触感、器としての佇まいをご確認いただきます。石を使った食器や花器は、まだあまり前例がなく、お客様にとっても私たち自身にとっても新たな実験を試みているような感覚があります。 サンプルを手にした時の、「石でこんなことができるのだ」という驚きや感動、「もっと、こんなこともできないだろうか」というアイデアの飛躍。毎回手間と時間を惜しまずサンプルをつくることは、私たちにとって技術の研鑚と発想力の養成につながり、多くの学びを与えてくれます。

4ハンティング

小田原の「根府川石」と京都の「鞍馬石」。曾祖父や祖父の代から長く付き合いを大切にしてきた石の2大産地を中心に、石のハンティングへと出向きます。自然物である石に二つとして同じものはなく、色味や風合い、大きさ、形状、重量感など、本当に様々です。同じ産地でも訪れるたびに出会いがあります。また、実際に加工してみなければ分からないことも多いため、お客様のご依頼に合わせて、十分な数量を確保できるよう努めています。 これからは、お客様にも一緒に産地へと同行していただき、自ら石を選んでいただく機会も積極的に設けたいと考えております。石の生まれる場所へと赴き、雄大な自然を相手に宝探しをするような感覚を共有できたらうれしく思います。

5製造

石の加工は、とても難しい仕事です。硬い素材をカットするためにパワーのある工具を使い、体全体でその振動に耐えながら繊細な仕上げを施していきます。刃の入れ方ひとつで見えない傷からひび割れが広がったり、石の良さが薄まってしまうことも往々にしてあります。 「石の器」では、その難易度はさらに高まります。食器としての安全性を徹底し、つや出し塗料などを用いず職人の手と道具だけで断面を美しく磨き上げること。常に人の手に触れることを考え、自然な風合いを生かしながらも面取りに細心の注意を払うこと。カトラリーを扱う時の心地良さを考え、曲面を滑らかさに仕上げること。熟練の職人が、いくつもの道具を使い分けながら、一流の仕事人たちに満足していただける仕上がりを目指していきます。

6納品

「石の器」は単に料理を盛り付けるための道具ではなく、その空間に息づく世界観や、料理人が表現したいテーマとの調和を大切にしたいと考えています。そのため、物理的な条件が許す限り、できあがった器を自分たちの手でお客様のもとへお届けしています。 実際の空間に器が置かれ、「やっぱりこのお店に合う器だね」「ぴったりイメージ通りだな」とお互いに喜びと感動を共有し、石の価値を認めてもらえる瞬間は、私たちにとって何ものにも代えがたい時間です。愛知県の岡崎から、関西へ、北陸へ、関東へ。すこし時間はかかっても、石を通して共鳴し合える人がそこに居る限り、器をお届けにあがります。

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QR stone
by SEKIRYO

QRコードが広がり、利便性が高まりつつある一方で、シールやプラスチックに印字されたコードが、「お店のなかで浮いてしまう」「ブランドの世界観を損ねてしまう」という声も聞かれるようになりました。自分たちの“空間”や“場”を大切にする方へ、納得のいくものを提供したい。QR stoneは、そんな想いから生まれてきました。

こだわり

石という自然素材に
コードを刻む。

QR stone
QR stone

石は何万年という時間をかけて生成され、自然がつくったもののなかでも最も堅牢で、風格と佇まいをそなえた素材です。その表面にレーザー加工を施すことで、繊細なQRコードの読み取りを可能にしたQR stone。単なるシールやプラスチックの代替品ではなく、“空間の質”をさらに高める一助になれば幸いです。石のみを用いたシンプルなものづくりのため、100年200年と使い継ぐこともでき、表面を削り再加工することで、一つの品で何度も新しいコードを印字することができます。

素材

繊細さと重厚さを
併せもつ
黒御影石

QR stone

QRコードの繊細な加工を施すために、石のなかでも特にきめ細やかな質感をもつ「黒御影石」をセレクトしました。研磨することで出る自然な“黒”の美しさと重厚な存在感も、ほかの石にはない魅力のひとつです。

美しい“白”にコードが際立つ
ビアンコカララ

QR stone

ミケランジェロのダビデ像にも用いられた、イタリア・トスカーナ州の白大理石「ビアンコカララ」。美しい“白”がコードを際立たせ、読み込み精度を高めるとともに、レーザーによる刻印と着色にも適した石種です。

TYPE・質感・形状

白と黒の2種、
2つの質感、2つの形状から、
組み合わせを
お選びいただけます。

質感

[ 艶出し ]

研磨を重ね、黒御影石の特徴である
美しい艶を引き出します。

艶出し

[ マット ※黒御影石のみ ]

あえて手を加えず、
石そのももの質感を残します。

マット

形状

自立型

ギャラリーやホテルのカウンターにも
ふさわしい、佇まいのある形状。 ※サイズのご要望などございましたらお問い合わせください。

[ スロープ ]

スロープ

[ キューブ ]

キューブ

プレート

テーブルのうえや壁面など、
自在に配置できるフラットな形状。 ※サイズのご要望などございましたらお問い合わせください。

プレート01
プレート02

VOICE  お客様の声

Okazaki Micro Hotel ANGLE

宿泊施設 | 決済用・チェックイン用

Okazaki Micro Hotel ANGLE

プラスチックのQRコードでは味気がなく、店舗の雰囲気にマッチしないと感じていました。QR stoneを導入したことで、石の高級感が“場の雰囲気”をさらに良いものにしてくれました。愛知県岡崎のホテルとして、地元の石材産業から生まれたプロダクトを紹介したいという想いもありました。

Park Side Cafe

カフェ | 決済用

Park Side Cafe

QRコードの決済会社から配布されるキットでは、カフェの雰囲気を損ねてしまう。そう思っていたところ、QR stoneの存在を知りました。決済されるお客様がその珍しさや高級感から、見ただけで喜んでくれる場面もとても多いです。ただの決済ツールではなく“店の一部”として活躍してくれています。

MATOYA

セレクトショップ | 決済用

MATOYA

QRコードをレジに置いておきたいと思い、何か良い方法がないかと考えていました。QRstoneの存在を知り、即導入を決定。店の雰囲気を保ったままQRコードを設置することができ満足しています。お客様も驚いたり喜んだりしながら読み込んでくれていて、置いて本当に良かったと感じています。

枝や URARA

花屋 | LINE登録用

URARA

LINE登録をおすすめする時、紙を渡していたのですが、若干手間がかかってしまいストレスを感じていました。QRstoneを設置することでその手間も無くなり、お客様にも興味を持っていただけて、一石二鳥の効果を実感しています。白の大理石が店舗とも調和し、高級感にも満足しています。

SEKIRYO

世代を越えて石材店を営んできた稲垣家の4代目、稲垣遼太が新たに設立した石の会社。「人と石をつなぐ架け橋(梁)」となれることを目指し、石という自然物のもつ価値を具現化して、より多くの人に届けていきます。

合同会社SEKIRYO

住所 〒444-0936
愛知県岡崎市上佐々木町中切8-5
(石の都・岡崎石工団地)
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電話
営業 年中無休(一部休みがあります)
営業時間 9:00~17:00
駐車場あり
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職人

INASE 石工

井上 浩二

石と向き合い、25年。
新しい領域に挑めることに、感謝しています。

石工として、勤続25年。これまでは墓石やお寺に納める石像や石碑などの製造加工が主な仕事でした。INASEが始動し、今まで経験したことのない料理用の器や屋内向けの石製品をつくることになりました。石が使われるシチュエーションも、使用者の方々も全く違うため、はじめは戸惑いもありました。たとえば、製作物のサイズが小さくなるほど、より緻密な作業が求められます。人が日常的に触れるということを想定すると、面取りの仕上げ方にも細やかな注意が必要となりました。しかし、だからこそ得られるやり甲斐もあります。今まで鍛えてきた石工としての力を活かせるフィールドが広がったことに、素直に喜びを感じています。我々の仕事を通じて、石の魅力を少しでも感じていただけるよう、努力を重ねてまいります。今後ともINASEをよろしくお願い申し上げます。

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稲垣石材店

一世紀にわたり、石とともに歩み続けた石材店。
先代が育んできた「石の価値」を、より多くの人へ。

初代 稲垣清市が興した稲垣石材店は、あと数年で100周年を迎えようとしています。清市は、戦時中にも徴兵を免れるほどの小柄な体格でした。しかし、その小さな体ひとつで、時には7尺(およそ2m強)を超える大きな石と向き合い、多くの石像を残しました。 創始者が腕一本で築き上げた歴史と技術は、絶えることなく受け継がれ、北海道・松前城へ赴いての数ヵ月にわたる石垣修繕事業や、京都五山のひとつ建仁寺に納めるための石像づくり、2代目 稲垣英夫の伝統工芸品産業大賞受賞など、稲垣石材店は今日に至るまで、石という自然物を通して幾多の出会いに恵まれ、石とともに歩みを重ねてきました。 私たちはこれからも、永きにわたって受け継いできたものに恥じぬよう精進し続け、石の価値をより多くの人々に伝えていきます。

有限会社 稲垣石材店

住所 〒444-0936 愛知県岡崎市上佐々木町中切8-5 (石の都・岡崎石工団地)
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電話
080-2650-7495
(INASE担当 稲垣遼太)
営業 年中無休(一部休みがあります)
営業時間 9:00~17:00
駐車場あり
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